牛のこころ、人知らず

木曜日, 9月 21, 2006

牛は、人の鏡

仕事で、牛舎に行くことが多いのですがその牧場(牛飼いさん)の性格というか、
牛に接している態度や行動が牛を見るとよくわかります。
それは、まさに人の鏡になっているようです。
これは、どういうことかと言うと、「鏡の法則といわれるものがあります。
例としては、相手に対して笑顔で接すると、相手も笑顔になりやすく、
怒った態度であると相手も怒った感情を持つといわれるもので、よく考えると心当たり
があることですよね!
これと同じことが、牛と人の関係にも起こっているのです。
私も、経験がありますがうまくいかないことがあったり、自分の思うように牛がいうことを
きかないときなど、ついつい怒鳴ったり、叩いたりしたことがあります。
(ただし、叩くとこちらの手の方が痛くなりますが)
そのようなことを繰り返していくと、いわゆる学習効果?が現れてきてますます言うことを
きかくなります。
牛と牛飼いさんは毎日接することになりますので、積みかねていくと、結局牛の「人間不信」
になり、ひどくなると人を見ると「逃げたり」「びくびく」したするようになります。
このようになると、牛乳の生産や肉牛の増体(肥っていくこと)が悪くなります。
結局、牛にも人にもいい結果にはならないのですが、ついついが重なっていくことがあります。
ですから、牛舎に行くとそこでの「牛」と「人」の関係がわかるのです。