牛のこころ、人知らず

金曜日, 2月 21, 2014

続々:牛の水虫

久しぶりに復活です。
しばらく論文作成をしており今月ようやく提出して審議会をパスして落着きました。
ご無沙汰している間もいろいろやってはいたのですが、特に牛の水虫対策は、現地での取組までしましたが結局うまくいきませんでした。
その理由は、人の水虫のことを考えると同じ事で患部に牛の蹄の患部にカルシウム粉がつけばよいのですが牛の水虫状態は、糞などが付着しており効果がありません。
すなわち蹄をきれいな状態にすることが優先ですね。
オランダでの情報では、パーラーのリターン通路に蹄の洗浄機(ジェット水流利用)が使われている様子の写真を見ました。蹄病の問題は、フリーストールやフリーバーンのコンクリートの床構造からの影響を受けることをどのようにするかが大きな課題です。
フリーストールの床を乾燥させて柔軟性のある敷料を使うことは現時点では不可能なことですからどうしたらよいのかな????? 技術屋と相手考えねばならないことです。
アルカリ資材は、コンクリートに影響があるので、酸性の資材もあります。これは液状なので牛の踏込み槽では使いやすいのですがpHが3以下になるので鉄筋などへの影響があります。
牛ではないのですが、豚でこの強酸性を利用した無薬による飼育している農場に行きました。
具体的なことは、4月以降にするとして最近豚農場は見ていないので豚の業界事情はわからないのですがこの農場はびっくりしました。
まず驚いたのは、ほとんど臭わないこととハエやカがいません。これだけでもすごいのですが地元の家畜保健所の調査から豚舎内での細菌数が少ないことです。
また豚肉をごちそうになったのですが、そのロースにはサシ(脂肪交雑)がありました。この理由は、給与している飼料による影響と思われます。おそらく脂肪の融点も低そうでとろけるような脂肪質でした。このような農場とは知らないで6次産業化の関連で訪問したのですが久しぶりに驚きの農場でした。