牛のこころ、人知らず

木曜日, 11月 02, 2006

堆肥をどうしよう?

先週から今週は、北海道、青森に行きましたし、芝浦で全国枝肉共例会に行きました。
それぞれで、仕事の内容は違いますから、楽しいこともありましたし、改めて勉強になったこともあります。
最近の仕事では、酪農関係での設備投資(規模拡大)の仕事の手伝いをすることになりそうなので、
いろいろとアイディアを出している最中です。
その1つが、糞尿処理です。これは、畜産農家の大きな課題で特に法律制定後は神経質になる課題です。規模を大きくすると、牛の頭数が増えるので、当然糞尿も増えます。
しかし、九州などのように冬期間に雪が降らない(積もらないと言うべきか?)ところでは、堆肥化しても散布できますが、降雪地帯では、冬期間は貯めるだけで、その容量が大きくなるし、そのような地域では、春の作業が短期間に集中するために、以外と堆肥散布が十分できないことが多いのです。
そうなると、堆肥が余るということになり、さてどうしたらよいかと相談されることになります。
この問題の1つは、糞尿の水分調整をしないと堆肥化するのが難しいので、どうしても水分調整剤を使うことになります。その水分調整剤は、おが屑や木材チップや籾殻などが一般的ですが、これを水分を70%以下に下げるために使っていくと、堆肥になってもガサ(容量)が実は減らないということが起こります。そのために、当初の設計では、体積場は十分であっても、1-2年であふれるようなことになります。そして、堆肥の販売がなかなか出来ないと、堆肥があふれてあふれて~~~!!!!
また、製造するのに経費(機械稼動、人件費、償却費など)がかかり以外とコストの高い堆肥なっているところも多いようです。
さて、そこで設備投資の仕事がきていますので、この堆肥問題をどうするかが、1番の課題なので、今知り合いの業者と相談しています。
このアイディアは、まだ実証していないので未知の部分があるのですが、1つ1つのパーツを組み合わせた考えで、今まで誰もやっていない(だろう?)ことです。ただ、コスト(設備投資額、製造コストなど)をつめていないので、今からやりますので、まとまれば報告します。