牛のこころ、人知らず

日曜日, 5月 11, 2008

楽しい話題を

楽しい話と言っても畜産情勢には明るい兆し見えませんし、鳥インフルエンザの危険率も高まり真っ暗状態と感じている関係者も多いと思います。
インフルエンザについては、今それを防げるかもしれない対策を検討しており、6月以降にメーカーとの
具体的な打合せをする予定です。(5月中は時間なくて)
この対策は、インフルエンザだけでなくいわゆる消毒をより効果的に行い、尚消臭を含めた環境対策になるものです。問題はコストと方法論になっていますので、完成すれば報告します。

今の対策案も個人的には楽しい話題ですが、牛についてはこの夏に向けて新しい取組みを行ないます。それは、ルーメンと呼ばれる牛の第1胃の機能を最大限発揮させる概念を取り入れたもので、基本的なものです。
それは、栄養管理が大事なことは生産性からもわかっていますが、その前提になる条件は、乾物摂取量が充分かどうかです。
実は、高い泌乳量(たくさん牛乳を搾っている)牛は非常にたくさん食べています。自分の体重の7-8%は平気で食べるのです。(乾物量で7-8%です)
また肥育牛でも試験を行なうと、食べたエサの約10%程度が枝肉重量(骨も含みますが)になりますからたくさん食べると肉も多くなるのです。(当たり前か)
そこで問題ことは、たくさん食べさせることが出来るかどうかが生産性を維持向上させることの原点になります。
そうすると食べるためには、どうしたらよいのかというと、ルーメン微生物の活動が活発であればあるほど分解能力が高まり、よりたくさん食べることが可能になります。
では、どうしたら微生物の活性化させるかというと、微生物のエサを充分に与えてやると良いと言うことになります。
じゃあーやりましょうとなりますが、それは何ですか?