牛のこころ、人知らず

日曜日, 10月 21, 2007

続・全共に行きました


今回の和牛全共で思わぬものに出会いました。

これは、いつかは行ってみないといけないと思いながらなかなか行けなかったので、思わず感動してしまいました。

それは、写真で見ると何かわからないかも知れませんが、実は「ルーメン」の標本です。

これは、もともと岩手の「牛の博物館」に展示されているのですが、今回の全共にありました。

ルーメンの標本があるのは、日本では「牛の博物館」だけだと思うのですが、実際にルーメンの研究をしている人でもルーメン全体を見ることはほとんどないと思います。

ルーメンの研究にためには、羊や牛にフィステル(お腹に穴を開けて、ルーメンを直接触れる状態にしてキャップをつけたもの)を装着したので、ルーメンを利用した試験を行いますが、その時でもルーメン全体を見ることはありません。

ですから、ルーメン研究に携わる人、牛を飼っている人、牛用の配合飼料を販売してる人、飼料作物・牧草を研究している人達には、是非一度は見て欲しいものです。

どのように作ったも興味ありますが、ルーメン(第1胃)から第4胃までの内部まで見事に見ることが出来ました。
写真では、全体が暗くてうまく写せていませんが、全体の雰囲気を見てください。
これらに、興味があるのはもしかしてかなりマニアックな人間かもしれませんが、今回は久しぶりに感激しました。