牛のこころ、人知らず

土曜日, 2月 16, 2008

健康が1番だ!

昨年11月以降体調不良で、入院したりして思うように体が動かなくなりました。
年のせいかもしれんませんが、健康の有難さを実感しています。
年をとっても若いころを覚えているので、その時の感覚はまだ忘れていないことがだめなのかも
知れませんね。

しかし、人も牛も健康が1番ですが、最近の牛を取り巻く環境は、いわゆる生産コストが高くなって販売価格が変わらないので儲けがなくなってきています。
牛乳の価格も3月から上がりますが、実際には農家の価格は4月からしか上がらないので(農家牛乳価格は3円アップただし、都府県のみ)メーカーには1ヶ月間は少しですが儲けが上がりますね。

このようなコスト高の要因は、オーストラリアの旱魃からの小麦の減収の影響とバイオエタノールの影響が直撃した形ですが、商社関係の話だと、投機的なマネーが穀物相場に流れており、投資対象になっているために、実態よりもより高くなっているのが実情のようです。
そのために、穀物相場はしばらく高値で推移することになりそうですから、この春以降も配合飼料価格は高騰が予想されています。
さてこうなると、経営が厳しくなって離農(倒産や廃業)する農家が増えることになります。すでに昨年度では、70%程度の酪農家が赤字になったと言われており、生産農家の減少が加速的に進むことになりそうです。
それに伴い、関連している配合飼料や乾牧草の販売している業者の倒産や夜逃げも散発しており、この先牛を含めた、畜産業の行く末が心配です。

体調不良と重なり、元気の出ない話題ばかりで、早く春になることが楽しみかな??