牛のこころ、人知らず

日曜日, 1月 04, 2009

明けましておめでとうございます

新年あけましてあめでとうございます。
今年は、東京はよい天気に恵まれて穏やかな正月でした。
初詣に行きましたが、お参りするまで1時間並んでいました。
地元の氏神様は、直ぐでしたが出かけついでに大きな神社に行くことにしたのですが大変な人でした。
1時間待ちの間、娘が着物で行ったのですが、かなり寒い思いをしたようでした。

今年は、丑年で牛に関わる仕事をしているものとしては、良い年になって欲しいという願望が強いのですが、なかなか厳しいのが現実になりそうです。
しかし、愚痴を言ったり、世の中が悪いと言っても、乗り越えていかなければいけないことで諦めたら牛飼いから足を洗うことになりますので「頑張ろう」ということになります。

昨年より話題になっていることでは、「鳥インフルエンザ」がありますが、最近の研究でダチョウを使った免疫システムを作り、それからインフルエンザ用「抗体マスク」を紹介されていました。
これは、「鳥インフルエンザ」を無毒化ワクチンとして作り、これをダチョウに注射して、ダチョウの卵の卵黄のタンパク質から抗体を取り出して利用するというものです。
実際に、インフルエンザ用の抗体マスクの効果は非常に高いということです。
これらは、今後直接鳥に対して投与をして効果があるかどうかを確認しているようですが、大変興味深い仕組みです。
これと同じようなことを、牛に対して行なえないかと発想しているのですが、牛ではすでに「スターリミルク」として販売されています。
これも無毒化した26種類のワクチンを牛に接種してミルク抗体であるIgGをたくさん含んだ牛乳を作るという技術です。
製品化されて、「免疫ミルク」「スターリミルク」として販売されています。
このような技術を使って牛乳をより効果的なものにすることも可能ですが、日本の場合には「乳等省令法」という法律がありなかなか作れないという壁があるのです。
過去取り組んだ例もあるようですが、この法律により断念しているようです。