牛のこころ、人知らず

土曜日, 2月 10, 2007

牛乳の文化論5

今、酪農家からの牛乳を集める仕組みを変えることは難しいでしょうから、どうしたら牛乳の素性(履歴)を伝えるかは、現状では個人で牛乳を製造販売するか、特別な牛乳である「有機牛乳」にしていくか方法がないかもしれません。
しかし、個人で製造販売も「新鮮」だけでは受け入れてくれないようですから、そこにはもっと特徴を出さなければなりませんよね!
そこで、その特徴が「キー」になるでしょう!!!
今の流行は、高齢者などに受けることが必要ですから、この「キー」は「健康」になります。
牛乳(乳製品も含めて)から健康になろうが、必要なのです。
ヨーグルトは、まさにその路線に合ったもので、スーパーなどに行くと多くの製品が並んでいます。
テレビからの影響から、今はなくなりましたが、「あるある大辞典」や「みのもんた」のお昼の番組などのあとには、商品がスーパーからなくなる現象さえ起きています。
牛乳では、逆に飲用しない方が、長生きできるということを述べた本が100万部も売れるのですから、かなり逆風状態になっています。
そこで、牛乳をよーく調べると、体によい成分が含まれています。
それらは、乳タンパク質の種類で、特に初乳(子牛を生んですぐの乳)や移行乳と呼ばれるお産後5日間程度の乳には、非常にたくさん含まれています。
特に、最近注目は、ラクトフェリンで薬屋さんの健康食品コーナーなどで見かけますが、肝臓の疾患などに有効性が認められたりして、腸内環境の改善など有効な作用も多く見つかっています。
しかし、ラクトフェリンは価格が高く(180粒入りで8000円程度)気軽に買うというものではありません。
本来わずかですが、通常の牛乳に含まれていますが、ほとんどの牛乳は、130℃での殺菌されているので、たんぱく質は壊れていますので、まったく効果はありません。
これらを含んでいる牛乳を毎日飲用するこで、摂取できるようにすれば、非常に簡単に高齢者も利用できると思いませんかね??
以前、これらの成分を調べたことがありますが、実は牛の飼い方(えさの種類)で増える傾向があることがわかっています。
ではこの話は次回にしましょう。